モバイルバッテリーの購入でチェックすべきポイント!

2019年10月11日

目次

 

はじめに

モバイルバッテリーを購入する際、どういった判断基準で選んでいらっしゃいますか?パッケージに書かれた説明書きは千差万別で難しい表現も多く、何となくの雰囲気や値段で選んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここでは、モバイルバッテリーの選ぶポイントを重要な物から順にまとめました。これらをお読みいただければ、きっとより具体的にモバイルバッテリーを選び抜くことができるようになると思います。ぜひ鑑識眼を鍛えて購入にお役立てください!

 

必ずチェックした方が良いポイント!

バッテリーの容量

何はなくとも、まずはこちらをチェックしましょう!パッケージなどには「容量4,000mAh搭載」や「大容量10,000mAh」といった表現で記載されています。この数字が大きいほど、たくさん充電できるという意味になります。そのため、その数字は大きければ大きいほど良いです。ですが、容量が大きければ大きいほど重量も一緒に重くなってしまいます。そのため、自分に合った容量を選ぶのが良いです。例えばiPhoneXはバッテリー容量が2,716mAhなので、4,000mAhのモバイルバッテリーがあれば1回以上満充電できます。この容量なら重量も100gちょっとくらいですので、日常的に持ち歩くなら4,000mAh前後がオススメです。10,000mAhでも200gを切るので10,000mAhもオススメです。

さらに容量の大きい20,000mAhのモバイルバッテリーもあるのですが、こちらは重量が400gほどあるため、個人的には結構ずっしりと重さを感じました。そのため、この容量は普段の持ち歩き用途ではなく、キャンプや旅行などの用途に向いていると思います。

 

出力電流

次にチェックすべきポイントは出力電流です。パッケージには「最大2.1A」や「合計3Aまで対応!」などといった表現がされています。この数字が大きければ大きいほど、スマートフォンなどを早く充電できます。実際にはUSBケーブルやスマートフォンなどによっても条件が変わってくるのですが、少なくとも数字が大きいほどモバイルバッテリーの出力の性能は良いので、数字の大きいものを選ぶと良いです。選ぶとすれば、最大2.1Aのものが主流で妥当なポイントです。一方の3A対応のものは性能が良い分高価になる傾向があり、1A対応のものは安価になる傾向があります。

 

また、「1A=1000mA」です。「1000mA」は「1A」と比べて1000倍の数字なのでパッと見性能が良く見えますが、実際は同じ値を示しています。また、単位も前述のバッテリー容量の「mAh」と似通っているため、間違わないようにしてください。

 

最大2.1Aや合計3Aの「最大」や「合計」にも実は意味があります。「最大」は言葉通り、モバイルバッテリーが出力できる最大値を表しています。一方の「合計」は、充電の端子が複数ある場合によく使用されるもので、複数端子で複数のスマートフォンなどを同時に充電する場合の合計出力電流を表しています。例えば合計2Aで端子が2つの場合、各端子の出力電流は「1Aと1A」になったり、「0.5Aと1.5A」になったりします。どちらの場合も、合計が2Aまでになっています。

 

さらに予備知識として、スマートフォンなどには充電できる最小の入力電流が決まっています。例えばそれが1Aだった場合、0.5Aを流しても最小値を満たせないため充電されないという事になります。とはいっても、スマートフォンとモバイルバッテリーの組み合わせの場合はこの現象は稀なため、あまり気にしなくても良いです。ですが、タブレットやPCなど大電流が必要な機器を充電しようとした際は意外と重要になります。もしモバイルバッテリーに繋いでも充電されなかった場合は、出力電流が足りない可能性があります。

 

電流と電圧の意味については、下記に詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。

モバイルバッテリーやUSB-ACアダプタ(USB充電器)の5Vとか1Aの意味とは?

 

できる限りチェックすると良いポイント

USB端子の形状や数

できる限りチェックした方が良いポイントとしては、USB端子の形状や数があります。

 

まず形状についてですが、多くのモバイルバッテリーは「スマートフォンなどを充電するための端子はTypeA」、「モバイルバッテリーを充電するための端子はTypeBかTypeC」になっています。ここで、聞き慣れない「TypeA」という単語が登場しました。これはUSB端子の形を表しているもので、詳しくは下記をご覧ください。

USBケーブルについて簡単解説!

 

さて、USB端子の形状でチェックすべきは「モバイルバッテリーを充電するための端子」になります。TypeBは古くからあるAndroidなどで使われている形で、TypeCは最新のAndroidなどで使われる形です。そのため、モバイルバッテリーを充電するための端子の形状は、今お使いのスマートフォンに合わせて選ぶと良いです。例えばTypeCのスマートフォンを持っていた場合、TypeCのUSBケーブル1本あればスマートフォンの充電とモバイルバッテリーの充電の両方に活用できます。

もしお使いのスマートフォンで選ばない場合は、主流りつつあるTypeCのUSB端子を持ったモバイルバッテリーを選ぶと良いです。TypeCは表裏の向きがないので、簡単に挿せて便利です。

 

大容量のモバイルバッテリーでは、USB端子に加えて家庭用コンセントの差し込み口のあるものもあります。これらはドライヤーなどの高電圧が必要なものは動かせませんが、ACアダプタを使ってPCを充電したりなどの用途に活用できるので便利です。

 

次にチェックすべきポイントは、USB端子の数です。ここでいうUSB端子の数は、「スマートフォンなどを充電するための端子」です。これが複数あれば、同時に複数のスマートフォンなどを充電できます。そのため、充電用のUSB端子が2個以上付いているものがオススメです。ただし、小型のモバイルバッテリーなどでは端子が1つのものが多く、端子が多いほど大容量で重量や価格も大きいものが多くなるのでご注意ください。

 

モバイルバッテリーの形

モバイルバッテリーの形は、平べったいものや、スティック型のものなどがあります。多くは平べったい形をしています。一方のスティック型ものはとても小型で、バッグに入れてもかさばらずオシャレです。ただし、バッテリー容量の小さいものが多いです。

スティック型のバッテリー容量が小さくなる理由は、モバイルバッテリーの中に内蔵される電池の形にあります。その内蔵される電池には、平べったいものや乾電池のような形のものまで何種類かあります。スティック型のモバイルバッテリーは電池の形状のものを採用しており、その電池1個をケースで覆ったものになっています。そのため、電池1本の容量=モバイルバッテリーの容量になるので容量も必然的に小さくなります。一方の平べったい形の方は、その電池の形状のものを横に何本も並べてケースで覆っているものなため、モバイルバッテリーの容量も大容量になります。

 

値段

色々書いてきましたが、値段が一番チェックするポイントかもしれませんね(笑)

値段は、ここまで述べてきたバッテリーの容量や出力電流、その他仕様により結構大きく変動します。値段が安くても実は型落ち品で出力電流が低いといったものもあるので、ここまでで蓄えた知識を判断基準に加えて、ぜひ最適な1品を探し出してください!

 

余裕があったらチェックすると良いポイント

メーカー

モバイルバッテリーのメーカーは非常にたくさんあり、なかなかそれで判断するのは難しいポイントです。偏見を承知で書きますと、エレコムやバッファローといった国内の耳にするメーカーを選ぶと安心です。海外メーカーですと、AnkerやAukeyなどが世界展開しており安心です。価格に対する性能面では、海外メーカーの方が良い傾向があります。一方の国内メーカーものは、性能で劣っても国内ならではのサポートが充実していますので、安心して使用できます。

 

モバイルバッテリーの処分方法

モバイルバッテリーの処分方法は、メーカーによって意外と異なるので注意が必要です。リサイクルマークの入ったモバイルバッテリーであれば、家電量販店などにあるリサイクルボックスという箱に入れて処分できます。ですが、リサイクルマークの入っていないモバイルバッテリーはメーカーに送ったりなどの対応が必要になります。

 

詳しくは下記をご覧ください。

モバイルバッテリーはどうやって処分すればいいの?

 

インジケーターの形

インジケーターとは、モバイルバッテリーのバッテリーの残り容量を表すためのものです。例えば、ランプの付く数で残り容量を表したり、0~100の数字で残り容量を表したりするものがあります。数字で表示してくれるのが一番わかりやすいですが、表示盤が大きくなったりして仰々しくなります。一方のランプの付く数で表現する方は、広く採用されている方法になります。そのランプの数が多いほど細かく残り容量がわかりますので、ランプの数が多いほど良いです。

 

充電回数

モバイルバッテリーを何回充電できるかを表したものです。記載の無いモバイルバッテリーも多いですが、おおよそ500回程度が主流です。500回は少なく見えますが、毎日充電しても1年以上余裕で持ちます。また、500回充電可能といっても、501回目にいきなり壊れたりだとかはありません。あくまで目安の数字です。また、モバイルバッテリー自体は度重なる充電で劣化し次第に充電できる容量も減っていきます。もしあまり充電できなくなってきたと感じたら、それが買い換えのサインかもしれません。

 

付属機能や付属品

例えばUSBケーブルが付属すれば、USBケーブルを追加で購入する必要がなくなります。また、LEDライトになるモバイルバッテリーもあるので、災害時などで緊急の懐中電灯として活用できます。

 

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます!ここまで読んでいただけたなら、モバイルバッテリーの鑑識眼がかなり鋭くなったのではと思います。ぜひモバイルバッテリーのご購入にお役立てください!

 

また、当サービスではオリジナルのモバイルバッテリーを作成することができます。ブラウザから簡単にデザインを作れますので、ぜひお試しください♪

 

こちらの記事もどうぞ